東洋医学で行う「温活」

東洋医学では、冷え対策や「温活」(体を温める活動)に多くの知識があります。
冷えは、エネルギーの流れである「気」と「血(けつ)」の循環が滞ることで体調を崩す原因と言われています。
 
 

カラダを支える3本の大黒柱「気血水(きけつすい)」とは?


「気血水(きけつすい)」は、東洋医学の基本的な概念であり、体の状態や健康を説明するために用いられます。
これは、体内を流れる「気」、血液の循環や栄養を担う「血(けつ)」、そして体内の水分バランスを司る「水(すい)」の3つの要素から成り立っています。
この3つがバランスよく整っていることが健康の鍵とされ、どれか一つでも不足したり滞ったりすると、体調不良や病気につながると考えられています。
 
 

冬の温活は「気」「血」の流れが大切!

 

1. 気(き)

「気」は、体のエネルギーや生命力を指します。
気は、体内を巡って臓器を活性化し、血液の流れや水分の動きを助ける役割を持っています。また、体の防御力を高め、外的なストレスや病気から身を守る作用もあります。
 
◆気が不足すると(気虚/ききょ)
□疲れやすい
□元気が出ない
□息切れ
□食欲不振
 
◆気が滞ると(気滞/きたい)
□イライラ
□胸のつかえ感
□頭痛
□お腹が張る
 
 

2. 血(けつ)

「血(けつ)」は、体を構成する血液や栄養のことを指します。
血は、臓器や組織に栄養と酸素を運び、思考を安定させる働きを持っています。血の状態が良ければ、肌や髪が艶やかで、精神的にも安定した状態になります。
 
◆血が不足すると(血虚/けっきょ):
□顔色が青白い
□肌が乾燥しやすい
□冷えや貧血
□目のかすみ
□爪がもろくなる
 
◆血の流れが悪くなると(瘀血/おけつ):
□シミやくまができやすくなる
□肩こりがある
□頭痛がある
 
上記の症状に1つでも当てはまる方はすぐに冷えの改善が必要です。
 
 
 

冷えを改善するには?

 
東洋医学では、以下のような方法で冬の冷えを改善します。
 
1.鍼灸(しんきゅう): 鍼やお灸を使って体の経絡(エネルギーの通り道)を刺激し、「気」と「血」の流れを整えることで体を温めます。
2.漢方薬: 冷え症に効果があるとされる漢方薬を使用します。
3.温活(おんかつ): 日常生活の中で、身体を温める食べ物や飲み物を摂取し、サロンケアでは身体を温めるトリートメントを行います。

私達ができる改善法は③温活です。
 
 
 

温活のポイント

 
1.食事
身体を温める食材を積極的に摂ることが大切です。
ショウガ:体を温める効果が高い。スープやお茶、鍋に加えると良い。
シナモン:血行を良くし、冷え改善に役立つ。ホットドリンクに加えるのがおすすめ。
根菜類(ごぼう、人参、大根):地中で育つ野菜は体を温める効果があるとされています。
逆に、冷たい食べ物や生の野菜、冷たい飲み物は体を冷やしやすいので、冬場や冷えが気になる時期には控えると良いでしょう。

 

2.身体の冷えを和らげるツボを刺激
ツボ刺激も冷え対策に効果的です。以下のようなツボが冷えに効くとされています。
 
三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上の場所にあるツボで、特に女性の冷えに効果的です。

足三里(あしさんり):膝の下、外側にあるツボ。胃腸の調子を整え、全身の血行を良くします。

 
この2つのツボを指で優しく押すことで、体内の「気」を巡らせて温めることができます。
 

3.入浴と足湯
毎日の入浴や足湯も重要な温活の一つです。温かいお湯に浸かることで、血行が促進され、体全体が温まります。特に足元を温めることで、全身の血流が良くなり、冷えの改善に繋がります。
 
おすすめの入浴方法:38〜40℃のぬるめのお湯に20分ほどゆっくり浸かることで、リラックスしながら体を温めることができます。
足湯:熱めのお湯(40〜42℃)をバケツに入れ、10〜15分間足を浸けます。冷えがひどいときは、足湯にショウガやバスソルトを入れると効果的です。
 

4.生活習慣の見直し
・適度な運動
ヨガやストレッチは、筋肉を柔らかくし、血行を促進します。また、日常的なウォーキングも体を温めるのに役立ちます。
・服装
特に足首や手首を冷やさないようにすることが大切です。
冬場には厚手の靴下やレッグウォーマー、アームウォーマーを活用しましょう。
 
 
 

「温活」におススメの商品

 

Srotas D-サイクル
アーユルヴェーダ協会認定のハーブサプリメント
お腹を触ると冷たい方や、内臓脂肪が気になる方へ。
内臓の冷えを和らげ、冷えによるトラブルにアプローチします

 


MÁJOR セルナージュコンク
下半身の冷えを放っておくと、太ももやお尻のボコボコセルライトへ変化します。
そのセルライトに内側からアプローチするのが「葛の花」「ショウガ」「黒ショウガ」「ジュンサイ」。
更に「バナスリン」により筋肉の元を活性し、代謝アップに導きます。

 


Srotas スロータスソルトマッサージジェル
「ショウガ根エキス」「トウガラシエキス」「ウコンエキス」配合。入浴前に冷えが気になる部分にマッサージすることで発汗や血行を促し、血液・リンパのめぐりを促がします。さらにバスソルト代わりにお風呂へ溶かすことで、体内に蓄積された毒素を排泄しやすくします。さらにオリエンタルな精油の香りでリラクゼーション効果も期待できます。

 


Befit あったかサポートシリーズ
お腹や太もも、お尻だけでなく、3首(首、手首、足首)を温める事は温活にとても大切な要素です。
あったかサポートシリーズは、光電子®の遠赤外線素材で、冬の冷えから身体を守ります。

 

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