夏のダメージは肌だけじゃない!?うるつや髪を守るホームケア方法

少しずつ気温が上がりもうじき夏本番ですね。
春から夏にかけては特にスキンケアやUVケアを念入りにされる方が多いのではないでしょうか。
 
しかし意外と見落としがちなのが“ヘアケア”
夏の時季はお肌と同じく髪へのダメージも受けやすくなるため、夏が終わったら髪がパサパサ…
なんてことも!
 
髪は顔以上に年齢を語ると言われたりもしますが、髪にツヤがなくパサパサ・ごわごわな状態だとお肌にしみやシワが無くても、うしろ姿で実年齢より老けて見えてしまうことがあります。
今回はそんな状況を回避すべくうるつや髪を守るホームケアをご紹介していきます。
本題に入る前にまずは髪の構造とヘアサイクルを簡単に解説していきます。
 
 
 

髪の構造

 
図のように毛は3層で構成されています。

 
◆キューティクル
性質:硬めのタンパク質
特徴:うろこ状に重なり合っていて、濡れると開き乾くと閉じる性質。
役割:キューティクルの開閉により濡れている時はヘアカラーやトリートメントなど薬剤の成分を取り込むことができ、乾いている時は髪内部の成分や水分を守る働きがあります。
 
◆コルテックス
性質:タンパク質
特徴:髪内部のほとんどを占める組織で、この中にはメラニン色素が含まれています。
また、健康な髪の場合、コルテックスに12~15%ほどの水分が保たれています。
コルテックスの量が多いほど髪質は硬く太くなり、少ないほど細く柔らかい毛質になります。
役割:髪の柔らかさやしなやかさを出す役割があります。
 
◆メデュラ
性質:柔らかいタンパク質
特徴:すべての髪に存在するものではなく、細毛の部分にはメデュラがまったくない場合もあります。
役割:髪の中心部の芯
 
 
 

毛周期


毛には必ず毛周期と言われるサイクルがあります。
お肌のターンオーバーと同じく髪の生まれ変わるサイクルの事。
毛周期には「成長期」→「退行期」→「休止期」の3つの段階があります。

◆成長期
毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、毛が成長する期間。
成長期の髪は全体の85~90%とされています。また、髪は1日0.3~0.4㎜成長し1年で約15㎝伸びます。
 
◆退行期
退行期には毛球が縮小し、毛を成長させていた毛母細胞の分裂が減少します。また、毛乳頭と毛母細胞が分離し毛根の深さが浅いところへ移動します。
退行期は2~3週間程度で、髪全体の約1%を占めます。
 
◆休止期
休止期は毛母細胞の活動が止まるため、髪の成長が完全に止まっている状態。
この期間は2~3ヶ月続くとされています。休止期の髪は全体の20~30%。
 
やがて発生期へと進み、毛乳頭が活動を再開すると新たな毛が古い毛を押し出すように生えてきて、古い毛は自然と抜け落ちます。このサイクルの関係で髪は1日50~100本抜けると言われています。
しかし、夏は頭皮ケアを入念に行わないと抜け毛が増える原因になるため要注意!
 
 
 

夏の抜け毛とダメージ毛の原因

 

◆紫外線
夏の強い紫外線は頭皮や髪にダメージを与え、抜け毛や切れ毛などの要因になります。
紫外線による光老化がすすむと頭皮が硬くなりさらに血行が悪くなることで新しく生えてくる毛も細くパサついたり傷みやすい毛質になってしまうのです。
 
◆汗・皮脂の増加
夏は気温が高くなり汗を掻きやすくなります。そのうえ日本の夏は湿度も高くそれだけでも頭皮に雑菌が繁殖しやすい環境と言えます。
さらに汗などで頭皮が濡れたままの時間が長くなるとますます雑菌が繁殖しやすい環境になり頭皮環境が悪化します。頭皮環境の悪化により髪に栄養が行き渡らず抜け毛やパサつきの原因になることも。
 
◆冷房による乾燥
冷房などにより空気が乾燥すると、空気中に髪内部の水分が流れ出てしまいます。特に髪が傷んでいる髪はキューティクルが傷ついている状態のためより水分が流れやすくなり乾燥しやすくなります。
 
 
 

髪を守るためのホームケア方法

 

1.UVケア
日中は日傘や帽子、UVスプレーなどで紫外線予防を!
 
2.優しく洗浄
皮脂、汗、スタイリング剤、ホコリなど頭皮や髪についた汚れを念入りに取り除くこと!
傷んだ髪はブラッシングをしてからぬるま湯でしっかり洗い流してからたっぷり泡立てたシャンプーで洗浄!使用するシャンプーは洗浄力が強すぎると頭皮や髪を傷め逆効果になることも。頭皮を労わり自分の髪に合ったシャンプーを選ぶ事がポイント!
 
3.髪の補修
ダメージを受けた髪はその日のうちに補修を!シャンプーの後に傷んだ部分に重点的にトリートメントをなじませてしばらく浸透!浸透後はしっかり洗い流します。
 
4.頭皮の保湿と栄養補給
ダメージを受けた頭皮は乾燥したり血行不良になりやすいため、ヘッド専用ローションなどで保湿と栄養補給を!同時に簡単なセルフマッサージをすると頭皮や筋肉、筋膜もほぐれるので相乗効果が!

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5.正しく乾かす
タオルドライの時は摩擦にならないよう優しく水気を取ります。濡れた髪はキューティクルが開いている状態のため特に傷つきやすいのです。
タオルドライ後はなるべくすぐにドライヤーで乾かします。
また、自然乾燥や高温ドライヤーの近づけすぎ、当てすぎは痛みの原因になるため要注意!
 
6.髪を乾燥から守る
シャンプー後タオルをした後や、日中のお出かけ前などは乾燥対策として洗い流さないヘアオイルやトリートメントの活用を!
 
7.美髪をつくるインナーケア
美しい髪をつくるためには髪の材料となる”タンパク質”が欠かせません!トリートメントや頭皮マッサージをいくら頑張っても髪質が良くならない人はもしかしたら栄養不足かも!?タンパク質と同時にケラチンを合成する亜鉛や髪に栄養を送るビタミン類を積極的に摂取!

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