六月病を吹き飛ばせ!梅雨の「ベタベタ肌」を予防しよう!

春の穏やかな陽気から、徐々に温かさを増して日差しの強さを感じる日が多くなる5月。
 
新生活から1ヶ月経ち、徐々に新たな環境に慣れてくるころではないでしょうか?
慣れてきたころに現れるのが、「五月病」「六月病」です。
 
新年度から1ヶ月が経ち、緊張や疲れがピークに達するこの時期。ゴールデンウィークを期に張りつめていた糸が切れ、なんだか気分がすぐれないといった不調を感じるのが五月病です。五月病は一過性の症状ですが、六月病は五月病よりもちょっとだけ厄介です。
 
六月病は、我慢に我慢を重ねて、我慢しきれなくなったときに症状として現れます。
五月病よりも慢性的な状態で、うつ病の入り口の状態といえます。
さらに六月病を悪化させてしまう要因として、「梅雨」が影響しています。
 
例年、梅雨入りは沖縄で5月中旬ごろ。全国的に見ても6月上旬には梅雨入りを迎えます。
 
梅雨のシーズンに入ると、湿度が高くジメジメとした天気が続き、体や気持ちが重くだるくなるだけではなく、肌の不調も起きやすいのです。
肌がベタベタして化粧が崩れやすくなったり、赤みやかゆみ、ニキビなどができやすくなったりと、「梅雨」というのは私たちの心と身体を乱す、とても厄介な季節です。
 
本格的な梅雨が訪れる前に、六月病・梅雨の肌荒れ対策を行いましょう!
 
 
 

何で梅雨に肌が荒れるの?

 

1.ジメジメ高湿度
梅雨の時期の一番の特徴といえば、「湿度」です。
梅雨の時期の高湿度が肌荒れを引き起こす大きな要因ともいわれています。
肌の理想的な湿度は「約60~65%前後」とされており、それに対して梅雨の時期は、「約80%」と湿度が高くなりすぎてしまうことで、皮脂の分泌量が増え雑菌が繁殖しやすい肌環境になってしまうのです。
肌の常在菌のバランスが崩れることで、ニキビや皮脂トラブルなどを引き起こしやすくなります。
 

2.エアコンによる肌へのダメージ
5月から6月にかけて気温が上昇するため、蒸し暑くジメジメとした湿気の状態を緩和させようと、エアコンの除湿や冷房を活用する場面が増えるかと思います。
しかし、寒さを感じるほどの冷たい部屋にすると体が冷え血行不良になり、肌のターンオーバーも遅れがちになります。さらに、肌の弾力が低下して硬くなり、くすみも目立つように。
また、エアコンを長時間使用することで乾燥を招いてしまいます。
エアコンは特性として、冷房や除湿にする時に部屋の熱を外に出そうとします。その時に一緒に空気中の水分も部屋の外に放出するため、室内の空気中の水分がなくなり乾燥してしまいます。エアコンを長時間つけていると、肌表面の水分が奪われ肌荒れや、シワ・たるみの原因となってしまいます。
湿度が高いことで皮脂の分泌が増えることから、肌がべたつき乾燥を実感し辛いですが、保湿ケアを怠るとインナードライ肌になってしまうのです。
 

3.油断しがちな紫外線
梅雨の時期は曇りや雨が多いため、ついつい紫外線対策を怠りがちです。
しかし、曇りや雨だからと言って紫外線のダメージが全くないと言う訳ではありません。
紫外線には波長の異なる「UV-A」と「UV-B」があります。
日焼けをして肌が黒くなったり、シミの原因となるのは「UV-B」です。UV-Bは波長が短く、曇りの日は晴れの日と比べると多少は紫外線量が減少します。
しかし、「UV-A」の量は曇りの日でもほぼ変わりません。UV-Aは波長が長く、窓ガラスさえも透過すると言われています。皮膚に届く紫外線量の約95%がUV-Aといわれており、真皮層にまで届き、ゆっくりとそのダメージを蓄積させます。
紫外線量は、快晴の時と比較してくもりの場合は約60%、雨の場合は約30%の紫外線量になるとも言われていますが、くもりでも雲からの散乱光が加わるため快晴の時よりも紫外線量が多くなる場合もあるとされています。
このように紫外線は1年中降り注いでいる為、雨の日でも紫外線対策は必須なのです。
 

4.自律神経の乱れ
梅雨の時期は雨の日や曇りの日が増えることで、日照時間が短くなります。
日照不足になると、体内で幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌量が低下します。
セロトニンは脳内神経伝達物質の1つで、脳の興奮を鎮めて精神を安定させる働きがあります。セロトニンの分泌量が低下すると、精神面が不安定になり”うつ症状”を引き起こしやすくなります。また、セロトニンは睡眠に関わるメラトニンの産生に関わってくるので、睡眠の質が低下し自律神経の乱れに繋がります。
さらに、梅雨の時期は気圧が低下します。
気圧が低下することで脳が混乱してしまい、それがストレスとなり、全身に張り巡らされている自律神経の乱れにもつながるのです。
自律神経は私たちの肌とも深く関係しており、自律神経が乱れると血液循環が滞ってしまい、血行が悪くなってしまいます。肌に十分な栄養が行き渡らなくなることでターンオーバーの乱れまで引き起こしてしまうのです。
ターンオーバーが乱れると、肌の不調が連鎖していき、結果的に敏感肌や乾燥肌、肌荒れなどのトラブルを引き起こします。
 
 
 

梅雨の肌荒れ対策

 
1.肌を清潔にしましょう
梅雨は高湿度によって雑菌が繁殖しやすくなります。
肌の赤みやかゆみ、ニキビなどができやすい肌環境のため、いつも以上に『クレンジングと洗顔』で肌を浄化して清潔にする事がポイントです。

2.室内のエアコン設定に注意しましょう
理想的な肌の湿度である約60~65%を下回らないようにしましょう。
室内の温度設定にも気を付け、体が冷えないように調整することが必要です。エアコンによって肌が水分不足にならないように、しっかりとした保湿ケアを心掛けましょう。

3.紫外線ケアは忘れずに
紫外線は毎日降り注いでいます。室内であっても紫外線の影響は0ではありません。
毎日の紫外線ケアを心掛けましょう。

4.自律神経を整えましょう
自律神経が乱れることで、心身ともに悪影響をもたらします。
自律神経の乱れを最小限にするためにも、晴れた日には太陽光をたっぷりと浴び、規則正しい生活を心掛けましょう。
 
 
 

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